キャンピングカー豆知識

キャンピングカーの重量・積載に要注意!過積載リスクと荷物の積み方の基本

キャンピングカーは、寝具や調理道具、キャンプ用品を積み込んで自由に旅を楽しめる便利な車です。

しかし、収納スペースが多いからといって、いくらでも荷物を積めるわけではありません。水や食材、ポータブル電源、アウトドア用品などを積み重ねると、想像以上に重量が増えます。

この記事では、キャンピングカーの過積載のリスクについて紹介しながら、適切な荷物の積み方、積載重量の確認方法を解説します。

キャンピングカーは荷物を積みすぎやすい車

キャンピングカーは、通常の乗用車に比べて収納スペースが多く、旅に必要な荷物をまとめて積みやすい車です。

その一方で、「念のため」と荷物を増やしやすく、気づかないうちに重量がかさむ点には注意が必要です。収納力だけでなく、車が安全に走れる重量の範囲も意識しましょう。

収納スペースが多くても無制限に積めるわけではない

キャンピングカーには棚や引き出し、ベッド下、外部収納など、さまざまな収納場所があります。しかし、空いているスペースをすべて荷物で埋めてもよいわけではありません。

車には安全に走行できる重量の上限があり、見た目には余裕があっても、重量面では余裕が少ないことがあります。

荷物を積むときは「入るかどうか」だけでなく、「重さは問題ないか」まで確認することが大切です。

装備品が多い車両ほど積載余力は少なくなる

キャンピングカーは、ベッド、家具、冷蔵庫、シンク、サブバッテリー、水タンクなど、快適に過ごすための装備を備えています。

装備が充実しているほど便利ですが、その分、車両そのものの重量も重くなります。つまり、同じサイズの車でも、装備品が多い車両ほど追加で積める荷物の余裕は少なくなると考えなければなりません。

購入時やレンタル時は、収納量だけでなく積載余力にも目を向けましょう。

積載できる重さは車検証で確認する

キャンピングカーにどれくらい荷物を積めるかを知るには、感覚ではなく車検証を確認することが基本です。

車検証には、車両重量や車両総重量など、積載の目安になる情報が記載されています。キャンピングカーは車両本体に多くの装備が載っているため、見た目の大きさだけで判断すると危険です。

出発前には、乗車人数、飲料水、食材、キャンプ道具などを含めて、重量に余裕があるかを確認しましょう。

「車両重量」と「車両総重量」の違い

車両重量は、車そのものの重さを示す項目です。一方、車両総重量は、乗車定員分の人の重さや荷物を含めた、最大時の重さを示します。

積載余力を考える際は、車両総重量と車両重量の差を確認しましょう。この差は、乗る人や荷物を含めた重さの目安になります。実際には、乗車人数、水、食材、キャンプ道具などを積むため、数字上の余裕を使い切らないように考えることが大切です。実際には、乗車人数、水、食材、キャンプ道具などを積むため、数字上の余裕を使い切らないように考えることが大切です。

乗る人数が多いほど、荷物に使える余力は少なくなります。細かい計算が難しい場合でも、車検証の数値を確認するだけで積みすぎを防ぎやすくなります。

乗車人数・水・荷物を含めて余裕を見ておく

実際の旅行では、車検証上の数値だけでなく、乗る人や積む荷物の重さを考えることが大切です。

大人が複数人乗る場合や、子ども用品、ペット用品を積む場合は、それだけでも重量が増えます。さらに、水、食材、寝具、調理器具、キャンプ用品が加わります。特に水は1リットルで約1kgあるため、タンクやペットボトルを多く積むとすぐに重くなります。

重量は上限ぎりぎりではなく、余裕を持って考えましょう。

キャンピングカーの過積載で起こるリスク

過積載は、単に車が重くなるだけの問題ではありません。重量が増えることで、ブレーキの効き、走行安定性、タイヤやサスペンションへの負担など、車の基本性能に影響します。

高速道路や山道、強風時の走行では、わずかな不安定さが大きなリスクにつながることもあります。

ブレーキ性能や走行安定性が低下する

車が重くなると、止まるまでに必要な距離が長くなります。通常なら余裕を持って止まれる場面でも、過積載の状態ではブレーキの効きが悪く感じられたり、急ブレーキ時の危険が高まったりします。

余裕を持った運転をするためにも、積載量は控えめにしておくことが大切です。

タイヤや足回りに負担がかかる

過積載の状態で走行すると、タイヤ、サスペンション、ブレーキなどの足回りに大きな負担がかかります。

重い荷物を積み続けることで、タイヤの摩耗が進みやすくなったり、サスペンションが沈み込んだりすることもあります。

特にタイヤは安全走行に直結する部品です。荷物が重い状態で空気圧が不足していると、バーストなどのトラブルにつながる可能性があるため、出発前の確認が欠かせません。

重心が高くなるとふらつきや横転リスクも高まる

キャンピングカーは車高が高く、室内空間を広く取っている車両が多いです。そのため、上部収納に重い荷物を入れると重心が高くなり、走行中のふらつきが大きくなります。

重心が高い状態では、カーブや横風、急なハンドル操作の影響を受けやすくなります。後方や片側に重量が偏ることも不安定さにつながるため、荷物はできるだけ低い位置に置き、車両全体のバランスを意識しましょう。

重くなりやすい荷物と積みすぎを防ぐ考え方

積みすぎを防ぐには、どの荷物が重量増につながりやすいかを知っておくことが大切です。使用頻度や現地調達のしやすさを考え、持っていく荷物を選びましょう。

水・ポータブル電源・クーラーボックスは特に注意

キャンピングカーで特に注意したいのが、水、ポータブル電源、クーラーボックスです。水は1リットルで約1kgあるため、20リットル積めばそれだけで約20kgになります。

ポータブル電源やサブバッテリーも、容量が大きいものほど重くなります。クーラーボックスも本体に加え、食材や飲み物、保冷剤を入れると重量が増えます。

便利なものほど多く積みたくなりますが、移動距離や滞在日数に合わせて必要量を調整しましょう。

「念のため」の荷物を減らし、現地調達も検討する

キャンピングカー旅では、「念のため」の荷物が増えがちです。予備の衣類、使うか分からないキャンプ道具、多めの食材、余分な調理器具などを積んでいくと、気づかないうちに重量がかさみます。

食材や飲料、消耗品は目的地周辺で購入できる場合もあります。すべてを出発時に積み込むのではなく、現地調達を組み合わせることで、移動中の重量を抑えられます。

安全に走るための荷物の積み方

キャンピングカーの積載では、荷物の量だけでなく積み方も重要です。同じ重量でも、積む位置によって車の安定性は変わります。

基本は、重い荷物を低い位置に置き、できるだけ車両の中央寄りに配置することです。また、左右どちらかに重さが偏らないようにすることも大切です。

重い荷物は低い位置・車両中央寄りに積む

水、ポータブル電源、工具、調理器具などの重量物は、できるだけ床に近い低い位置に積みましょう。

高い棚や車両後方に重い荷物を集中させると、重心が上がったり、車体の前後バランスが崩れたりします。

車両中央寄りに重量物を配置すると、カーブやブレーキ時のふらつきを抑えやすくなります。上部には衣類やタオルなど軽いものを入れるのが基本です。

左右の重量バランスを意識する

片側の収納だけに重い荷物を集中させると、車体が左右どちらかに傾き、走行安定性に影響することがあります。

特に水タンク、バッテリー、クーラーボックス、工具箱などは重量が大きいため、配置に注意が必要です。積み込む際は、右側と左側のどちらかに偏っていないかを確認しましょう。

走行中に動かないよう荷物を固定する

走行中に荷物が動くと、車内で転倒したり、破損したりするだけでなく、車の重心が移動して運転にも影響します。

急ブレーキやカーブの際に重量物が滑ると、思わぬ事故やけがにつながる可能性もあります。収納ボックス、固定ベルト、滑り止めマット、仕切り板などを活用し、荷物が動かないようにしましょう。

特に割れ物、電源類、水タンクなどは確実な固定が必要です。

出発前に確認したい積載チェックリスト

出発前には、荷物を積み終えた状態で最終確認を行いましょう。準備中は必要に感じた荷物でも、見直してみると使わないものが含まれていることがあります。

車検証の数値、荷物の量、重量物の位置、左右のバランス、荷物の固定、タイヤ空気圧を確認しましょう。

車検証・荷物量・タイヤ空気圧を確認する

まずは車検証で車両重量と車両総重量を確認し、乗車人数や荷物量に無理がないかを見直します。

重くなりやすい水、電源、クーラーボックス、キャンプ用品を多く積んでいる場合は、必要量を再確認しましょう。

あわせて、タイヤの空気圧や摩耗状態も確認します。荷物を積んだ状態で車体が大きく沈み込んでいないか、左右に傾いていないかも見ておくと安心です。

不要な荷物を降ろして安全な旅につなげる

荷物を積み終えたら、本当に必要なものだけが載っているかを見直しましょう。前回の旅で使わなかった道具、予備を持ちすぎている衣類、現地で購入できる食材や飲料は、出発前に降ろしておきたい候補です。

荷物を減らすことは、過積載を防ぐだけでなく、燃費や走行安定性の改善にもつながります。快適さを求めて荷物を増やすだけでなく、安全に走るために荷物を減らす視点も大切です。

キャンピングカーは積載重量を確認し、無理のない荷物で安全に走ろう

キャンピングカーは、荷物をたくさん積める便利な車です。しかし、積載重量には限りがあり、荷物を積みすぎるとブレーキ性能や走行安定性、タイヤや足回りに悪影響を及ぼす可能性があります。

収納スペースが空いているからといって、無制限に荷物を積めるわけではありません。安全に旅を楽しむためには、まず車検証で車両重量と車両総重量を確認し、乗車人数や荷物量を含めて余裕を持つことが大切です。

不要な荷物を減らし、無理のない積載を心がけることで、キャンピングカー旅はより安心で快適なものになります。

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